太古の昔から存在する『占い』。
古代に生きた人々にとって占いは、国家の行く末を左右するくらいに重要なものでした。
当時の占いは、今のように恋愛や仕事など、個人レベルの悩みを相談するものではなかったのです。
しかし、これだけ科学技術が発達した現代でも、占いは未だに人気があります。
そして、占いはこれからも無くならないだろうと言われています。
今回の記事では、占い師として次の2つのことについてお伝えします。
●占いで幸せになれない人の特徴とは?
●占いで幸せになるためのヒントとは?
もし占いに少しでも興味があれば、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
きっと、占いに対する見方や考え方が変わりますよ^^
占いを求める人の根本的な心理
まず、人はなぜ占いを求めるのか?
占い師の元を訪れる人たちの根本的な心理から考えていきましょう。
気になっている先輩に、私はどう思われていますか?
私の転職活動、これからどうなりますか?
素敵な結婚相手と出逢うには、どうすれば良いですか?
占い師の元には、さまざまな悩み事を抱えた、相談者が訪れます。
みんなそれぞれに、大なり小なりの悩みごとがあって……
「悩みなんか、まったく無い!!」
と、いう人の方が珍しいのでは、ないでしょうか?
悩みの種類は様々ですが、その根本にある心理は……『たった一つ』だと思います。
それは、即ち―――
『今よりも幸せになりたい』
です。
「今より、少しでも幸せになりたい」
これは人間が持つ根源的な欲求であり、これがあるからこそ、悩みは生まれるのでしょう。
今よりも不幸になりたくて、わざわざ占いを受ける人は、いませんからね(笑)
しかし、占いを活用して、幸せになれる人がいる一方で……
何度も占い師に占ってもらっているのに、一向に幸せになれない人がいるのも事実です。
その違いは、いったい何なのでしょうか?
この疑問に答えるため、占い師の視点から見た『占いで幸せになれない人の特徴』を3つ、お伝えしていきましょう。
占いで幸せになりたい人は、ぜひ、『占いで幸せになれない人』を反面教師にして、参考にしてみて下さい♪
結論
まず、結論からお伝えします。
『占いで幸せになれない人の特徴』
は、以下の3つです。
- 【特徴①】占いが幸せにしてくれると考えている
- 【特徴②】『原因他人論』で生きている
- 【特徴③】占いに依存的で、自分で決められない
この特徴を持った人は、残念ながら占いで幸せになることは、できません。
例えどんなに高名で、有能な占い師に占ってもらったところで、幸せにはなれないでしょう。
それでは次に、それぞれの項目ごとに、詳しく解説していきますね❤
解説
【特徴①】占いが幸せにしてくれると考えている
不景気でリストラが心配だし、親の介護や自分の老後も不安……。
感染症や自然災害も怖いし、私の未来はどうなるんだろう……?
お願い、占い師さん!占いで私を今より幸せにして下さい!!
は~い!困ったことは何でも、占い師にお任せよ~♪
―――って、できたら良いんですけどね~。残念ながら……
できません!以上!!
占いは、何でも解決できる『万能薬』でもなければ、悩みや問題に対する『唯一の正解』でもありません。
ましてや、未来の安心・安全・安定を『保証』したり、幸せにしてくれる『魔法』でもないのです。
あくまで……解決するためのヒントやキッカケ、手段・選択や情報の一つであると、私は考えています。
つまり『占いそのもの』には、何の神秘的で特別な力は無いのです。
(ただし占いは、長い歴史が育んできた叡智の結晶では、あります)
例えば、どんなに素晴らしいダイエット方法を知っていたところで、実践しないと痩せませんよね?^^
それと同じ考え方です。
占いがせっせと、幸せにしてくれるのではなく―――
自分で「幸せになる!!」と決めて、占いから幸せになるためのヒントや気付きを得て、主体的に行動するからこそ、幸せになれるのです。
占いで幸せになるヒント
あなたを幸せにできるのは、『占いそのもの』ではありません。あなた自身です。
占いは、そのサポートをするためのヒントやキッカケ、手段・選択や情報の一つになります。
【特徴②】『原因他人論』で生きている
私って、本当に運が悪くて、ついてない……。
きっと、不運の星の元に生まれたんだわ
時々、こう言う方↑がいらっしゃいますが……大丈夫です。安心して下さい❤
『不運の星』に生まれた人なんて、いません!以上!!
そもそも様々な運のタイプを「幸運」と「不運」という、たった二種類で分けてしまうのは、あまりにも雑過ぎるし、かなり乱暴だと思います。
それに……幸せか不幸かを決めているのは、その人自身です。
それよりも問題なのは、「不運の星に生まれたんだ」と言っている人の、『隠れた心理』にあります。
それは―――
私は、不運の星の元に生まれたんだわ。
だから、私は何も悪くない。
何をしても無駄で、どうしようもないんだ……。
どうせ、私なんて……
と、いう感じが多いです。
すべての原因や責任は自分以外にあって、行動しない言い訳をしてしまっています。
これを『原因他人論』と言います。
『原因他人論』で生きてしまっている人は、
●他人をコントロールしようとし、逆に振り回される。
●自信がなくて自己肯定感も低く、幸せを感じにくい。
●他人と衝突しやすく、人間関係のトラブルが多い。
……などの特徴があります。
いずれにせよ、自分を幸せにするためには、『原因他人論』ではなく、『原因自分論』で考える必要があるのです。
なぜなら、自分を変えることはできても、他人を変えることはできないからです。
そして、幸せか不幸かを決めているのは、自分自身だからになります。
『原因他人論』ではなく、『原因自分論』で考えることで、主体的に行動できるようになるのです。
占いで幸せになるヒント
幸せか不幸かを決めているのは、自分自身です。
『原因他人論』ではなく、『原因自分論』で考え、主体的に行動しましょう。
【特徴③】占いに依存的で、自分で決められない
レアさん、聞いて下さい!
さっき占いに行ったら、占い師さんに今月の恋愛運は最悪って、言われたんです~っ!!
あら、まあ。
それは、悲しいわね……
はい……。
だから私、先輩に告白するの、諦めます……
ええっ?!
それで、諦めちゃうの……?
残念ながらマナちゃんは、占いで幸せになれない典型的なタイプですね~。
どこがマズイのかというと―――……
「占い師が言うから、●●する(あるいは●●しない)」
と、いうところ。
つまり、占い師の言うことや占いの結果をそのまま鵜呑みにして、自分の行動が左右されているところです。
これは決して、占いのアドバイスに従うことが悪いと言っている訳では、ありません。
自分で「今回は、占いの言う通りにする!」と決めて、主体的にアドバイス通りの行動をするのはOKです。
この違い、わかりますか?
例えば、今度の休みに海に行くか、それとも山に行くかで迷ったとします。
どちらも同じくらい行きたくて、条件も同じくらいで、どーーーしても決め処が見つからないのに、休みはどんどん近づいてくる……そんな時。
『占い』を羅針盤のようなツールの一つとして、活用するのです。
今回は占いで決めると決めて、目的地を決めてしまえば……
期限に慌てることもないし、もし、決めた後に不満や不測の事態があったとしても―――
ま~、占いで決めると決めたのは自分だし、しょうがないかー♪
と、納得するし、あと腐れがなくなります。
子供のころ、何か迷った時に、「どちらにしようかな♪天の神様の言う通り♪」っていう歌に乗せて、決めたりしませんでしたか?
あの感覚です。
占いは非科学的で非合理的なものですが、使いようによっては、思考に頼るよりも合理的なんですね。
これこそ、占いのコペルニクス的活用法です。
大切なのは、あくまでも人生の中心軸には、『自分』がいること。
占い師の言うことや占いの結果に、振り回されてはいけません。
つまり、自分の頭で判断し、自分の責任で行動することです。
占いは、上手に活用すべきツールであり、それを活用するのは『自分』ということですね♪
占いで幸せになるヒント
依存的な姿勢で、『占いに決めてもらう』のではなく……
主体的な姿勢で、『占いで決める!』と決めることが大切。
まとめ
今回は、占い師の視点から『占いで幸せになれない人の特徴3選』をお伝えしました。
最後に、今回のまとめをしておきましょう。
- 【特徴①】占いが幸せにしてくれると考えている
- 【特徴②】『原因他人論』で生きている
- 【特徴③】占いに依存的で、自分で決められない
終わりに……
『占いそのもの』には、魔法のような特別な力は、ありません。
それでも、古代から脈々と受け継いできた、人間の叡智があります。
そこにはきっと、「今よりも幸せになりたい」という願いや、「未来の世界がより良いものでありますように」という愛も詰まっていると思うのです。
古の人々が紡いできた、未来への願いと愛が込められたもの―――それが私の思う『占い』になります。
私は、現代に生きる占い師の一人として、上手に占いを活用し、次世代へと手渡していきたいですね❤
『占いで幸せになれない人の特徴』が占いで幸せになるためのヒントになったら、とても嬉しく思います♪
最後まで読んで下さって、ありがとうございました♥
感想コメントをいただけると、とても嬉しいです♪
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