占いに関して、一番気になることと言えば……
やはり、その結果が「当たっている」か、それとも「外れているか」の『的中率』でしょうか?
科学が発達する以前の古代から、占いには未来予測の役割があります。
雨はいつ降るのか、今年の作物の出来はどうか、次の戦で勝利できるか……などなど。
日本でも占いが国の政治を左右していた時代が長くありました。
ですから、占いにおいて『的中率』は大事な要素の一つです。
しかし、果たして『的中率』が占いのすべてであり、「ズバリ当たっている」ことが一番重要なことでしょうか?
占いが当たりさえすれば、人は幸せな未来を手に入れられるのでしょうか?
私は、「違う」と思います。
なぜなら占いは単なる『当てもの』では、ないと思うからです。
そこで今回は、私たちがより幸せになる上で、占いの的中率や『当たる占い』が些細である理由をお伝えします。
20年以上タロット占いを専門にしている占い師であり、一人の占い好きとして……
占いが持つ可能性・『当たる』よりも大切なことを知り、あなたがより幸せな未来を手に入れるサポートができたら、とても嬉しいです♥
この記事がオススメな人と読むメリット
誰にも言えない、深刻な悩み相談だけでなく……
雑誌やテレビでも取り上げられ、エンターテイメントとしても大衆に人気のある『占い』。
メール鑑定やチャット占い、ZOOMを利用したオンラインでの対面鑑定など―――
インターネットが発達したことで、占いは更に身近なものとなりました。
あなたは、そんな占いに何を求めますか?
もちろん―――
私は、占いに的中率しか求めていないわ!
『当たる占い』以外に、興味は無いの!!
と、いう価値観を否定する気はありません♪
でも個人的にそれは、すんごぉぉぉく勿体ないな~って思います。
例えるなら、お肉の美味しい部位を知らずに捨ててしまうような……
ちょちょちょ、ちょっと待って~!
そこが美味しいのに、なんで捨てちゃうの?!
って、いう気持ちになります❤笑
なぜ、私が「勿体ない」と思うのかを今回の記事で、お伝えしていきますね。
- 占い結果の『的中率』以外の『占いが持つ可能性』について知りたい。
- 占いの結果に振り回され、良い結果が出るまで何度も占いをしてしまう。
- 占いを何度も利用しているのに、悩みや問題が一向に解決しない。
当たらない占いに、意味なんてあるのかしら?
- なぜ、幸せになる上で占い結果の的中率が重要ではなく、『当たる占い』が些細であるのかがわかります。
- より幸せな未来を手に入れるために、上手な占い活用法がわかります。
- 占いに依存しない、占いとの程よい距離感の保ち方がわかります。
ぜひ、最後まで読んでいただけると、とても嬉しく思います❤
幸せになる上で、『当たる占い』が些細である理由
まずは早速、結論からお伝えしていきますね♪
占い結果の『的中率』は、無意味とは言いません。
先述した通り、昔から未来予測の役割を持つ占いにとって、的中率は大事な要素の一つです。
ただし、それがすべてではないとも言えます。
私たちがより、幸せな未来を手に入れるためなら、尚更です。
その理由を3つ、以下のようにまとめてみました。
- 理由①占いは『必ず当たる』ものではなく、『幸せな未来への保証』でもないから。
- 理由②占いは『唯一の正解』ではなく、『気付き』を得るためのヒントだから。
- 理由③占いは未来を『再設定』するために、主体的に活用する『ツール』だから。
それでは次に、1つずつ解説していきましょう。
占いは『必ず当たる』ものではなく、『幸せな未来への保証』でもないから
未来は、決まっていない
占い師の私がこう言うのもなんですが……
まず、そもそも占いは、百発百中で必ず当たるものでは、ありません。
なぜなら『当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦(はっけ)』という、昔から有名な諺があります。
『八卦(はっけ)』とは、占いのことです。
「当たっても当たらなくても、それが占いというもの。外れても気にする必要はないし、当たっても信用するのは、ほどほどにしておきましょうね」
と、いった感じの意味合いになります。
つまり占いは、科学が発達している現代よりも、重要視されていた昔から、「百発百中で必ず当たるものではない」と、認識されていたと言えるでしょう。
それに―――
仮にもし、『百発百中で必ず当たる占い』があったとしたら、占いで幸せになるどころか、占いの奴隷になってしまうと思います。
なぜならそれは、人生や未来は決まってしまっていることになるからです。
例えば占いで「あなたは成功しません」と言われたら、100%絶対に成功できないのだから、努力する意味や価値もありません。
「あなたは結婚できません」と言われたら、この先一生独身でいる覚悟を決めないといけないし、「あなたは幸せになれません」と言われれば、100%幸せになれないのだから、もう生きている意味がないと絶望します。
占い=良いことしかない、幸せな未来の保証ではない
人は占いをする時、どこかでポジティブな期待感を持っています。
「きっと、成功するはずだ」
「きっと、幸せな結婚ができるはずだ」
と―――。
だからこそ、悪い結果……言い換えると、自分が期待する通りの占い結果ではなかった時、
所詮は、たかが占いよ!当たってないわ!!
と、いったような感想を抱くのでしょう。
より幸せになりたくて占いをするのだから、それは当然だと思います。
しかし占いに振り回されず、より幸せになりたければ、
占い=良いことしかない、幸せな未来の保証ではない
と、認識した方が良いです。
おみくじで大吉だった人が全員、幸せを手に入れた訳ではないのと同じように。
まずは、自分で「幸せになる!」と決めること。そして……
占い結果のアドバイスを活かし、幸せになるための行動をし続けた人が幸せになれるのですから。
占いが幸せにしてくれる訳では、ないニャ★
幸せは“自分の外側”に『築く』ものではなく、“自分の内側”で『気づく』ものだよね♪
占いは『唯一の正解』ではなく、『気付き』を得るためのヒントだから
悩み解決に必要なのは、『答え』よりも『気付き』
もし、占いの結果が『唯一の正解』だとしたら、その的中率は100%でなければならないでしょう。
しかし、占い結果は『唯一の正解』ではありません。
そこから『気付き』を得るためのヒントの一つになります。
なぜなら、占い結果が『唯一の正解』だとしたら、やはり未来は決まっていることになってしまうからです。
未来が決まっていないとしたら、占い結果もまた『たった一つだけの正しい答え』では、ないと思います。
そして自分の悩みを本当に解決するのは、自分の外側から得た『答え』ではなく、自分の内側で起こった『気付き』になります。
私はコーチングを学び、心理カウンセラーの資格も持っていますが、心理カウンセリングもコーチングも基本的にアドバイスをしない理由は、ここにあります。
「あなたはこうだから、こうした方が良い」という他人からのアドバイスは有益なようで、本人の可能性や成長のチャンスを奪ってしまう恐れもあるのです。
本人が自分の頭で考え、肚落ちした上で「ああ、だから私は悩んでいたんだ」と気付くことができれば、その問題はほぼ解決したのも同然でしょう。
脱・占い依存!占いとの適度な距離感を保つために
勿論、悩み疲れた相談者に対し、占いで一つの答えを提供する必要性やそれが癒しに繋がることも理解しています。
「自分のことなんだから、自分で考えましょう」では身も蓋もないし、占い師に相談する意味がありません。
それでもあなたが本当に現状の問題解決や、より幸せになる未来を望むのなら、占い結果を鵜呑みにして一喜一憂したり、その的中率を気にするのではなく、
この占い結果から、私は何に気付けば良いのかしら?
といった感じで、自問することがオススメです。
そこから、自分にとっての『本当の望み』や、人生を変えるための『気付き』が生まれます。
そうすれば、占い依存に陥ることもないし、占いと適度な距離感を保つこともできますよ♪
ですから、占いを悩みに対する『唯一の正解』とするのではなく、『気付きを得るためのヒント』として捉え、活用していただけると嬉しいです♥
どんなものであれ、自分で出した答えが正解ニャ★
何が正しいかなんて、結局は誰にもわからないから、決めるのは自分ってことね♪
占いは未来を『再設定』するために、主体的に活用する『ツール』だから
『未来再設定』とは?
あくまで私の価値観に基づく考えではありますが、これまでに何度も未来は決まっていないとお伝えしてきました。
では、占いで観ている『未来』とは、一体なんなのでしょう?
私は、『確定した未来』ではなく、『本人が無意識に設定している、現時点で最も引き寄せやすい未来』だと思っています。
これが真実かどうかはハッキリしていませんが、心理学的に考えると、タロットは潜在意識(無意識)がウッカリ設定した未来に気付かせてくれるツールだそうです。
その気付きをキッカケに、本当に望む未来へと潜在意識(無意識)を再設定し、描き直すチャンスを得ることができます。
『未来再設定』の流れ解説
“未来を『再設定』する”って、なに?どういうこと?!
例えばマナちゃんがカフェでメニューを注文しようとするじゃない?
パフェにしようかな?ショートケーキも美味しそうだし、タルトやドーナツ、マカロンも捨てがたい……。
どれもこれも全部美味しそうで、決められないよー!!(><)
って、いうことがあるでしょ♪
そんな時、一緒にお茶をしているレアさんが……
まだ決められないの?
それじゃあ、ショートケーキにしなさいよ♪
そんな風に、マナちゃんのメニューを勝手に決めたら……
いや!ショートケーキじゃなくて、やっぱりパンケーキが良い!!
と、自分の『本当の望み』に気が付くことができるのです。
そこから未来を再設定し、描き直すチャンスを得られます。
上記の会話の流れを整理してみると……
下の解説のようになるニャ★
①たくさんの選択肢(メニュー)があって、一つに選べない
(=悩みを抱えた相談者が占い師に相談している状態)
うう、一つに決められない。
どうすれば良いか、わからないよ……
↓
②そんな時、「ショートケーキにしなよ」と、一つに決められて、ショートケーキが限りなく引き寄せやすい未来になる。
(=占い師が相談者の最も引き寄せやすい未来である、占い結果を出す)
ショートケーキにしなよ❤
マナちゃん、ショートケーキ好きでしょ?
↓
③「私が本当に食べたいのって、ショートケーキ?」と、自問して考える。
(=受け取った占い結果を元に、相談者がもう一度、自分の悩みを考える)
私が本当に食べたいのは……?
↓
④「いや、私が今、本当に食べたいのはショートケーキじゃなくて、パンケーキだわ!!」と、気が付く。
(=相談者が本当の望みに気が付く)
私は今、パンケーキが食べたいんだ!!
↓
⑤そして「パンケーキをください!!」と注文し、パンケーキを引き寄せる未来に書き替える。
(=相談者が本当に望むものを手に入れるために、未来を再設定する)
パンケーキをください!大盛りで!!
パンケーキに『大盛り』は、ないニャ……★
このように、占いで未来を当てて貰うのではなく、自分の本当の望みに気が付いて、未来を再設定することもできるのです。
そのために、占いの的中率や『当たる占い』か否かは、あまり問題ではありません。
大切なことは、「本当に欲しいものは、違った!本当は、こうしたいんだ!!」と、気が付いたのなら、自分で未来を選び直すことです。
そのために、主体的に活用するツールなのが―――『占い』だと、私は認識しています。
まとめ
それでは最後に、今回のまとめです。
●占いの『的中率』は、無意味ではないけれど、そのすべてではない。
●未来予測の役割を持つ占いにとって、『的中率』は大事な要素の一つ。
- 理由①占いは『必ず当たる』ものではなく、『幸せな未来への保証』でもないから。
- 理由②占いは『唯一の正解』ではなく、『気付き』を得るためのヒントだから。
- 理由③占いは未来を『再設定』するために、主体的に活用する『ツール』だから。
終わりに……
小学校低学年の頃、はじめて自分のタロットカードを手にした時から―――
私は、占いが大好きです❤
占い結果が当たっているとか、いないとか……そういう占いの楽しみ方もアリだと思います♪
それでもあなたの人生で最も尊重されるべきは、占い結果ではなく、あなたの自由意志です。
占いに依存して振り回されたり、『当たる占い』……つまり、自分の期待通りの占いを求めて、人生を無意味に彷徨って欲しくない。
そう思ったからこそ、今回、占いの『的中率』は無意味?実は『当たる占い』が些細である理由というテーマで、ブログ記事を書かせていただきました。
冒頭でお伝えしたように、占いが持つ可能性・『当たる』よりも大切なことを知り、あなたがより幸せな未来を手に入れるサポートができたら、とても嬉しく思います❤
最後まで読んで下さって、ありがとうございました!
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お気軽にコメントして下さいね❤
よろしくニャ~★
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